導入事例

企業導入事例

事例1 リコーリース株式会社様 グループ企業のCMSと金融機関の接続にeBAgentを採用取引における安全性と効率化を実現 日経ビジネス 2004年4月26日号

リコーおよびリコーリースは、国内各社のキャッシュマネジネント支援のため、1997年にRCMS(Ricoh Cash Management System)を独自開発し、グループ各社の運転資金の調達・運用、支払代行、会社間決済といった資金管理サービスを提供してきた。さらなるグループ経営の効率化を目指し、開発・運用を担当するリコーリースは新システムへの更改を機に金融機関との接続にNTTデータの提供するeBAgent(イービーエージェント、以下eBAgentと表記)を採用、取引におけるより一層の安全性と処理の高速化を実現した。

RCMSの求めるサービスを実現したeBAgent

IT推進室 室長 武藤 裕文氏 リコーグループでは、グループ内の資金管理を効率化し、よりスムーズな資金調達・運用を行うため、キャッシュマネジメントシステム「RCMS」を1997年から導入している。RCMSは、ビジネス現場における業務効率改善に貢献するシステムとして、グループ企業の金融決済や金融機関との残高照会や振込など、各種サービスを提供する。その特長について、RCMSを開発したリコーリースのIT推進室 室長 武藤裕文氏は説明する。
 「RCMSは、現場のためのCMSです。財務関連のITというと、どうしても管理する目的でシステムを構築しがちですが、RCMSはグループ企業の業務を改善し、戦略的なキャッシュマネジメントの実現を目指して開発しました」。
 「初代RCMSは、グループ販売会社を中心に53社に展開しました。しかし近年、グループ内の業務・システム統合が加速する中、さらなる高効率化が求められ、RCMSの新世代バージョンを開発することになったのです」。
 新RCMSの開発にあたって、初代システムの課題と解決するべきポイントはどのようなものだったのか。同社情報システム部課長代理の大淵高明氏は次のように語る。
 「初代RCMSでは、金融機関との決済を行うには、各グループ企業に設置したパソコンから個々の金融機関にダイヤルアップで接続していました。そのため、現場での管理が煩雑になり、人的な運用コストが課題となっていました。また、入出金や振込といった金銭を取り扱うシステムを現場の運用に任せていたため、セキュリティの面でもリスクがありました」。
 こうした課題を解決するために、新RCMSでは、NTTデータが提供するサービス「eBAgent」を採用。これまで個別に接続していた金融機関とのアクセスも専用線で一本化され、管理業務を含めて一元的な決済処理が可能になった。

キャッシュマネジメント一元化に加えセキュリティも強化

 リコーリースが採用したeBAgentは、ANSERサービスなどを統合して一般企業に提供するサービス。CMSやERPなどの業務システムとデータ連携し、一元的に残高照会や振込などの金融業務を処理できるオンライン環境を実現する。業務的な視点からRCMSの導入を支援してきた同社 財務本部 財務部 資金チーム 課長の池内寿尚氏は、グループ経営におけるキャッシュマネジメントを一元化する上でも、eBAgentの存在が不可欠だと評価している。
 「新RCMSでは、資金の集中・分配にゼロパランスを利用しないため、特定の金融機関を意識せずに展開できるようになりました。それによってグループ企業が参加しやすくなり、グループ全体の資金分布の調整、循環をよりスムーズに行うことが可能となりました。これらが実現できたことはeBAgentの高いセキュリティ性能と安定したリアルタイム処理能力に負うところが大きいですね」。
 eBAgent採用の成果について、大淵氏は次のように評価する。
 「グループ企業すべての金融業務を集中的にオンラインで処理するためには、回線速度と信頼性が重要な課題でした。eBAgentは専用線による接続なので、安全で、満足できる処理速度を実現しています。また、金融機関との取引で必要となっている暗証番号も、eBAgentの保管機能を使うことで、利用者に任されていた暗証番号管理がシステム内で適切に保管、管理することができます。その結果、RCMS側の認証を強固にしておけば、これまで以上にセキュアな運用が可能になります」。
 リコーリースでは、eBAgentの投資対効果を高く評価し、今後の展開についてもeBAgentの利用を前提としたRCMSの発展を計画している。
 「eBAgentのようなサービスを自社で開発し維持すると、膨大なコストがかかります。それだけに、今後も積極的にeBAgentを金融機関とのゲートウェイとして活用し、RCMSを金融決済システムのエンジンとして発展させていきます。将来的には、グループ内だけではなく外部に向けても、ITを軸とした新しい経営モデルとして、RCMSを提供していきたいと考えています」(武藤氏)。

eBAgentとRCMSのシステム概要

情報システム部 課長代理 大淵 高明氏財務本部  財務部 資金チーム 課長 池内 寿尚氏
行動する財務を実践するRCMS
 リコーグループ全社の金融業務に貢献するために、我々は「行動する財務」を実践できるCMSの構築を目指し、RCMSの開発に取り組んできました。RCMSは、グループ経営における業務の効率化やグループの総合力を活かすために必要なシステムとなっています。
 初代のRCMSでは、NTTデータのANSER を導入しオンラインでの銀行取引を実現しました。RCMSの構築によって、これまでグループ企業ごとに配置されていた資金担当者を集中化できたことに加え、グループ企業内での資金移動が柔軟になりました。つまり、これまでコストセンターと捉えられていた財務部門が、キャッシュマネジメントという観点から経営に貢献できるサービス部門へと革新されたのです。
 そして、これからの経営に求められるキャッシュマネジメントをさらに効率よく効果的に実践していくために、新RCMSを構築しました。初代システムより、グループ各社が密接にお取引をさせていただいている地元の金融機関に柔軟に対応できるよう、マルチバンク対応であることが必須となっておりました。そこで、NTTデータのeBAgentを採用して新RCMSからグループ内決済業務の一元的処理を実現しました。また、従来のシステムよりも柔軟で即応力のある設計になっているので、グループ経営やキャッシュマネジメントを取り巻く市場や環境の変化に対しても、短期間で的確な対応を可能にしています。
 これからも、さらなる先進性と行動力をもって、グループ経営に貢献するRCMSへと発展させていく考えです。
本内容は、日経BP社の許可により、『日経ビジネス』2004年4月26日号に掲載されたNTTデータの記事広告を抜粋し、掲載しております。無断転載を禁じます。
お客様プロフィール
社名 リコーリース株式会社 設立 1976年(昭和51年)12月
本店所在地 〒135-8518 東京都江東区東雲一丁目7番12号 資本金 78億9,686万円
TEL (03)6204-0700 事業内容 リース・割賦事業、金融サービス事業
ページトップに戻る